実際にiPhone向けのサイトを作成してみます。
ここでは、デフォルトのブックマークであるAppleのiPhone用オンラインヘルプページ「iPhone User Guide」を取り上げます。
今回取り上げるiPhone User Guideの特徴
実際のiPhone User GuideはプレーンHTMLではなくJavascriptで生成され、かなり深い入れ子構造になっていますが、 今回はこのページの特徴の一部を取り上げて再現してみます。
取り上げる特徴は
- 読み込み後にURLバーを隠す
- 拡大・縮小は出来ない
- iPhone横持ちの場合は、縦持ちの場合の1.5倍ズームになる
です。その他、PC/iPhone問わずSafariで使用可能なWebkitオプションにより、
の2点を加えた全5点に着目します。
結果とソース
上記のようにほぼ再現することが出来ました。(実際のページはこちら)ソースは以下です。
TEST
viewportの宣言
URLバーを隠す
iPhone ユーザーガイド
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要点
ポイントは以下です。
- width=320px
- 予めコンテンツの横幅を320pxとします。
-
-
コンテンツと同幅のviewportを指定します。またuser-scalebleを指定し拡大・縮小が出来ないようにします。 initial-scaleはコンテンツとviewportが同幅であることから常に同じ値(iPhone縦持ちで1、横持ちで1.5)になることが期待できるため指定しません。
尚、iPhone User Guideで実際に指定されているviewportは
です。
-
onload="window.setTimeout('window.scrollTo(0, 1)', 500);"
- ページをロードし500/1000=0.5秒後にウィンドウを縦方向に1pxスクロールします。 スクロールにより、iPhone用SafariはURLバーを自動的に隠してくれます。
- text-shadow: #333 0px -1px 0px;
- テキストに影をつけます。
- -webkit-border-radius: 10px;
- 要素を角丸にします。