iPhone生活


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iPhoneの料金 海外と比較

北米と中南米で提供されるiPhone 3Gの本体価格と料金プランの例(2008年8月時点)

欧州で提供されるiPhone 3Gの本体価格と料金プランの例(2008年8月時点)

を参考に、ソフトバンクのiPhone料金プランをざっくりと検証してみたいと思います。データ無制限のプランが提供されている国のうち安い方の料金プランを、ソフトバンクの料金で置き換えます。各国の音声通話は比較的長めなのでWホワイトで換算し、これにデータ通信量5,985円+ベーシックパック315円の6,300円を加算、さらにスーパーボーナス分1,920円を減算して換算SB料金とします。(一部ではゴールドプランなどの方が安くなる可能性がありますが、ここでは勘案していません)

  1. アメリカ(音声通話450分付き 7,350円相当) ・・・ SB換算15,810円
  2. メキシコ(音声通話500分付き 14,000円相当) ・・・ SB換算18,960円
  3. イギリス(音声通話75分付き 5,700円相当) ・・・ SB換算7,935円
  4. オランダ(音声通話150分付き 4500円相当) ・・・ SB換算9,510円
  5. ドイツ(音声通話1,000分付き 13,350円相当) ・・・ SB換算27,360円
  6. フランス(音声通話240分付き 7,350円相当) ・・・ SB換算11,140円

例えばアメリカで7,350円相当(105円/ドル換算)で提供されているプランをソフトバンクで実現させようとするならば、15,810円ほど払わなければならないということです。

各国、音声通話を含んだ料金プランを提供しています。メキシコ・ドイツ以外は、ソフトバンクのデータ通信基本料6,300円(5,985+315円)前後の価格帯で無料通話を含んだプランを提供しています。今回はWホワイトで換算してみましたが、800分付きで15,000円ほどのLLプランを組み合わせても、ソフトバンクの料金の方が高くなるケースが多いように思います。また、今回は端末一括購入を想定していますが、分割の場合はSB換算に2,880円(8G)または3,360円(16G)が加算され、さらに割高感が強まります。

面白いのは、諸外国では「電話iPhone」を音声通話込みのプランで提供している点です。7割が2台持ちをしている日本のiPhoneユーザーにとっては「ネット・アプリ端末iPhone」という認識が強いでしょうから、諸外国とは対照的です。

それにしても、日本の通信費は割高ですね。

*)以上は、ざっくりとした計算ですので、ご了承ください。

2008 年 9 月 30 日

iPhoneはスマートフォンでUMDだがMIDではなさそう

iPhoneが筆者の生活にもたらした変化といえば、モバイルPCを開く回数の減少です。メールやちょっとした調べものはiPhoneにお任せ。2年前に買ったHDDのLet’s Noteでは到底相手にならない機動力(起動速度)は、ネットとの距離感のない現代生活には欠かせないアビリティのように思えています。

ウルトラモバイルデバイス,2013年に2億台出荷とABIが予測という記事では、iPhoneを含めたUMD市場の急拡大についての推測が載っています。ところで、「UMDは、スマートフォンからモバイルインターネットデバイス,それにウルトラモバイルPCまでも含むデバイスの総称である。」と記事にはありますが、UMDを構成するUMPC(ウルトラモバイルPC)とMID(モバイルインターネットデバイス)の違いはなんでしょうか?

http://japanese.engadget.com/2008/01/10/intel-mid-umpc/

上のサイトで説明がありますが、(以下参照)UMPCは

一方でMIDは

ということです。同種のものを性能というあいまいな要素で分け、それぞれにUMPCとMIDという別名を与えているようです。分かりにくいですね。

以上まとめると、スマートフォン・MID・UMPCは異なる3種であり、これを総称したものがUMD。iPhoneは、スマートフォン・UMDであり、MID・UMPCではない、ということになりそうです。

2008 年 9 月 29 日

悲しいとき iPhoneが壊れたとき

スカイ・クロラの原作者の森博嗣氏がiPhoneのトラブルでソフトバンクモバイルに激怒という記事がありました。普通に使用できていたiPhoneが突然アクティベーション系のエラーに見舞われ、ソフトバンクで初期不良を訴えるも一切受け付けてもらえず、最終的にはアップルで交換をしてもらったというものです。

「アクティベーション系」と書きましたが、実際に突然「アクティベーションが出来ません」とか「アクティベーションをしてください」といったメッセージが出て、iPhoneを購入した状態に戻るバグが発生した事例を聞いたことがあります。(何かのブログだったのですが思い出せません)その方は、ボタン長押しによる再起動で復活したそうです。この森さんの事例はどうだったか分かりませんが、自分にも起こりうるトラブルとして考えると、ちょっと恐ろしいです。

この話の背景には、メーカーであるAppleの立場が強く、まるで「2社共同で販売しているような体系」があるように思います。どこまでがどちらの責任かという線引きを、社員自身も理解していないのではないでしょうか?マニュアルに従ったのでしょうか、矢継ぎ早に販売されたため準備期間も短く、また製品の中身も特種とあって、あべこべな対応が生まれたのだと推測してしまいます。

私がこの話から教訓としたいことは、

  1. ソフトバンクモバイルという会社は、比較的上層部までマニュアル化した対応しかしない(窓口での対応が最終的な会社の対応と変わらない)
  2. ソフトバンクモバイルという会社は、消費者センターには慣れっこである(効き目がない)
  3. iPhoneの不良に関しては、ソフトバンクモバイルとアップルの2重の問い合わせ先が存在する。このことをポジティブに考えれば心強くなくもない

といったところです。明日はわが身と、身の引き締まる思いです(笑)

2008 年 9 月 26 日

iPhone App Storeで宝くじよりも確かな夢

海外ではセールスが好調なiPhoneですが、「iPhone 3G」の販売台数、500万台に–Piper Jaffray調べということで500万台までは到達し、年内1000万台の目標も射程に入ってきたようです。

2ヵ月で2500万円ゲット:『App Store』は一獲千金のチャンスでは、iPhoneの販売台数の拡大とともに成長するApp Storeでアプリケーションを販売し、僅か2ヶ月で2,500万を稼いだ話を紹介しています。

App Storeは、売り上げの3割を販売管理費としてAppleに上納し、7割を受け取るシステムになっています。この記事のソフトは5ドルですが、仮に115円(2008年9月25日現在では、1ドル相当が日本では115円で販売されている)の料金設定で、100人に1人が購入したとしても、

115円×(500万ユーザー×1%)×7割=400万円

となります。組織で開発した場合は物足りないかもしれませんが、個人でチャレンジするならばモチベーションの上がる数字ではないでしょうか?仮にこれが100人中5人の心を捉えれば、すぐに2,000万円となります。

ただし、このような皮算用を現実に近づけるためには気をつけなければいけないポイントがあります。それは、「日本のユーザーはたかだか20万人」ということです。つまり、アプリは世界相手でなければ、市場規模が4%に激減します。「GPS連動による日本のローカル情報アプリ」や「クイズ」などユーザーが日本在住者や日本語を話せる人に限定されていると、夢はもれなく96%オフになってしまいます。

このことは、App Storeにおいてゲーム系アプリが盛況である説明にもなるかもしれません。ゲームに国境はない、ということがデベロッパーをゲーム開発に向かわせる一因になっているのかもしれません。

デベロッパーが描いた夢の結果として、我々ユーザーに夢のあるアプリが届けれることを、今後とも期待していきたいと思います。

2008 年 9 月 25 日

Google Android携帯G1登場の衝撃

「iPhone」の便利なツールがまたもやApp Storeで認められずというニュースで、Appleのユーザーフレンドリーではない側面がまた露呈しました。今回はメールアプリがApp Storeでの販売を認められず締め出されたということです。

時を同じくして、米T-Mobile、最初のGoogle Android携帯「G1」を発表というニュースが報じられています。iPhoneにスライド式のQWERTYキーボードを付けたような外観が期待を膨らませます。Google Androidでは、オープンなアプリケーションストアAndroid Marketの提供を予定しており、G1発売後は何かとApp Storeとの対比がなされると思います。

App Storeが認証方式で統制されるのに対し、GoogleはOSも無償提供するなど自由度の高いマーケットを創造しようとしています。しかしこれは、単に「質重視」と「量重視」の対比ではありません。なぜなら、Appleは認証方式を取ることによって「優れたアプリのみを選択する」のではなく「Appleの商売の邪魔をしないアプリのみを選択する」という方針をとっているからです。

例えば、G1ユーザーはいくつかのメールソフトを自ら選択して利用する一方で、iPhoneユーザーはAppleのメールソフトを強要され続ける、といった事態が今後予想されます。このとき、その対比がiPhoneユーザーにどのような変化をもたらすか、あるいはApple自体にどのような変化をもたらすかが注目されます。

投資家は二番煎じ感が否めないG1の登場を慎重に捉えているようですが、私はAppleの戦略に影響を与え得る衝撃的な出来事だと思っています。皆さんはどうお考えでしょうか?

2008 年 9 月 24 日

iPhoneとインターフェイス革命

最近テレビCMで気になるニコンのデジカメ「COOLPIX S60」は、背面の液晶操作にタッチパネルを採用しています。指で写真を左右にスライドさせる動作は、iPhoneユーザーなら誰しも、iPhoneを連想してしまうと思います。特許のことはよく分かりませんが、このように便利な機能は、1社の独占ではなく、様々な分野の様々な会社の製品に応用されると便利だと思います。

“叩いて”操作するデジカメ「μ1050SW」の使い勝手は?で、オリンパスのデジカメ「μ1050SW」は、ボディを叩くことで操作する大変ユニークなインターフェイスを持っています。傾けたり回転させるのがiPhoneですが、やはりiPhoneを思い起こさせるような楽しい製品・アイディアだと思います。

iPhoneの凄さの1つは、そのインターフェイスです。「大きいほど使いやすいディスプレイ・キーボード」と「小さいほど持ち運びしやすい躯体」という相反する命題に対するAppleの挑戦であり、現時点では最高の答えです。これからどんなカラクリを使ってこの命題に見事な正解を出すメーカーが登場するか分かりませんが、恐らくiPhoneの地位はかなりの期間揺らぐことはないでしょう。

上記のニコンやオリンパスがiPhoneを意識しているかどうかは分かりませんが、様々な分野でインターフェイスの革命が起こるのはワクワクします。iPhoneが話題になったことをきっかけにして、この機にメーカーには色々な製品のインターフェイスに変化をもたらして欲しいと思います。

2008 年 9 月 22 日

iPhoneのHotpepperアプリの登場に思う

もともとiPhone用レイアウトのウェブを提供していたHotpepperが、アプリ版の提供を開始しました。ウェブ版との違いは、GPS機能の有無です。現在地を内臓GPSまたはPlaceEngineで取得し近くの店を検索できる機能です。それ以外の違いは無いように思えます。

前にも述べましたが、iPhone用SafariはGPS機能との連動が出来ないため、携帯のようにGPS連動ウェブアプリを作ることが出来ません。今回のアプリ版の登場の理由の1つは、この機能不足にあると思います。このままでは、GPSを使うコンテンツは全てアプリとして登場することになります。Appleには早く何とかして欲しいです。

もう1つ気になるのは、App Storeの盛況振りです。iPhoneのユーザー向けに無料のコンテンツを提供するならば、iPhone用レイアウトのウェブサイトを宣伝するよりも、アプリを作って無料で提供した方が断然宣伝効果が高く効率が良いと思います。

かくして、あたかもブックマークのようにアプリが増殖し、アイコンが増えていくのは、Appleにとって想定内なんでしょうか?

2008 年 9 月 20 日

iPhoneがらみのウィルス登場 でも

iPhone用ペンギンゲームを装うウイルス付きメール出現

というニュースがあり、iPhoneのウィルスがキターっと思ったのですが、そうではなく「iPhone用のペンギンゲームを装うwindows向けのウィルス」ということでした。iPhoneもMacもターゲットにはなっていないらしい、ということです。

今年2008年の1月に2GのiPhoneをターゲットにしたウィルスが初登場しましたが、3Gになりユーザーの増えたにもかかわらず、ウィルスのニュースがないのは何とも不気味です。ここ2ヶ月コツコツとウィルスを作ってるんでしょうか?ボチボチ来るような気がします。ちなみにiPhone 3G対応のウィルスソフトは既にあるんですね。

2008 年 9 月 19 日

iPhoneのアプリがどんどん凄くなる

発売から2ヶ月を過ぎ、かなり充実してきたアプリ市場。まだ発売はしていないものの、iPhoneの底力を見せ付けるようなアプリのニュースを見つけました。

まずは、Sekai Camera。これはとにかく見てみてください。ヤバイです。

次に、iPhoneを傾けまくって操作するラジコンのリモコンに改造してみた(動画)。これも凄いです。

それと、こちらはもう発売済みですが、iGolf。

昨日、ゴールデン枠でやっていたアメトークのスペシャルでは、劇団ひとりがiPhoneの紹介をしてました。鼻歌検索の「midomi」、マリオになれる「9の1」、iPhoneがビールジョッキになる「iBeer」(恐らく類似のiPintではなかったと思います)を紹介していましたが、会場の反応はすこぶる良好だったように思います。便利な道具、未来の玩具という側面のiPhoneをテレビで配信したことで、オシャレすぎるAppleのCMでは獲得できなかった反響を得ることが出来るかも知れません。

KDDI社長 iPhoneを語る

AUを率いるKDDIの小野寺社長が定例の記者会見でソフトバンクとiPhoneについて語ったニュースについて色々な意見が交わされています。同氏の意見を要約するとホワイトプランは「想定外」、iPhone失速は「予定通り」ということです。記者からの質問に対する答えという消極的な発言ですが、AUの契約者数が伸び悩んでいる背景もあり、「説得力が無い」「先見性が無い」といった厳しい意見が相次いでいます。社長も口が滑ったことを今頃悔やんでいるのではないでしょうか。

今年6月の契約純増の鈍化が報じられた7月には、ちょうどiPhoneの発売があり、唯一スマートフォンを販売していなかったKDDIは「先見性が無い」と叩かれました。あれから2ヶ月たった現在、残念ながら今のところ、Appleの宣伝・ブランド力をもってしても日本ではスマートフォンが一般に普及しない、ということをiPhoneが実証する結果となりました。KDDI陣営としてはホッと胸を撫で下ろしているところでしょう。それと同時に、スマートフォン導入に力を入れなかった方針が戦略上間違っていなかったことも立証されたと思います。

セールスの成否にかかわらず携帯端末にイノベーションを起こしたiPhoneと、セールス上は正しい選択をしたKDDI。日本人の私としては、日本の会社には前者の立場になって欲しかった、というのが正直な感想です。目先のセールスはともかく、我々の視線はワクワク感を提供してくれる前者に向けられています。フロンティアの失速を「予想通り」と言い放つのは、モノ作りの国の大会社の社長の発言としては、なんだか残念です。

携帯を取り巻く日本の会社の皆さん、マジでガチでがんばってください。

2008 年 9 月 18 日

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