iPhone App Storeでおなら戦争勃発―Appleはバカなアプリをどうにかしてくれという記事を見て考えさせられました。
記事では、おならの音を鳴らすだけのジョークアプリがApp Storeの審査をパス出来ず話題になったこと。後にこのアプリがパスし、便乗して別のおならアプリが登場したことを紹介しています。筆者は、こうして下らないアプリが増えることを危惧しています。
App Storeの審査に関しては賛否があります。審査基準に曖昧さがあることが最大の要因です。適当な理由で掲載を断られたデベロッパーが自身のブログなどでAppleを批判しています。
筆者は、iPhone向けのアプリを配信するもう1つのゲートウェイがあるべきだと思います。例えば、ウェブで自由に勝手アプリを配布できるようになれば、セキュリティは重大な問題となりますが、ジョークアプリなど審査するまでもないアプリがApp Storeの濃度を薄めることもなくなります。
例えば、審査が必要なYahoo!カテゴリは、無審査でロボットが収集したYahoo!ウェブがあるからこそ価値を高めます。無秩序な中で秩序のある世界を求めたり、制限のある中で無制限な世界を求めるものです。この2つは、対立するものではなく、両立するものだと思います。
Android Marketがその役割を担うのかも知れませんが、それではiPhoneとAndroid端末の両方を持たなければ何らかの不自由さを感じ続けることになってしまいます。
登録数が1万を超えて混沌としてきたApp Storeで、今後どうやって秩序を保ち続けるのか見ものです。
2008 年 12 月 15 日
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