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著作権とiPhoneの普及

音楽著作権は、とても難しい問題です。気に入っているミュージシャンが新作をリリースすることは大変嬉しいことであり、そのために金が必要なら喜んで払うという人は多いと思います。著作権はこれを保護する法律です。

しかし一方で、コピー防止機能などはとても迷惑で、著作権に嫌悪感を抱きます。YouTubeなどで動画が削除されるのも著作権が原因ですから、ユーザーの立場からすると著作権は邪魔なことが多いと言えます。

著作権がらみのニュースとしては、2009年1月6日のMacWorldでデジタル著作権管理(DRM)の制限のないmp3の配信が発表され、またPandora Radioという恐らくApp Storeで最も人気のあるアプリの最新版がリリースされました。圧倒的シェアを誇るiTunesの規制緩和は、iPhoneの普及の追い風となるでしょう。また、PandoraはキラーソフトとしてiPhoneを牽引し続けるでしょう。

嬉しくなるこれらのニュースは、残念ながら我々日本人には無関係の話です。著作権は国ごとの法律のため、中身が異なります。日本では、一般的にアメリカより厳しいと言われています。そのため、今回のDRMフリーの恩恵もなければ、Pandoraはダウンロードすることが出来ません。

もし日本の著作権がアメリカと同等で、iTunesでDRMフリーの楽曲が購入出来て、Pnadora Radioが使えたら、iPhoneを購入したいと思う人も増えるはずです。日本でのiPhoneの普及が欧米レベルに至らない理由の1つには、著作権のこうした実情もありそうです。

Apple一企業だけでは、法律を動かすことは不可能でしょう。著作権の庇護の下で、たくさんの人が生活を営んでいます。我々日本人は、対岸の出来事を指をくわえてみているしかないのかも知れません。

2009 年 1 月 8 日

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