前日、新機種の発表にあわせて「iPhoneに対する新しい取組みも発表する」と孫社長が語ったことを受け、勝手に値下げを希望してみましたが、新しい取り組みは
の3本立てでした(ソース)。いやいやどうして、値下げ並みのインパクトはあります。App Storeで新作アプリが登場したぐらいでは解決できない問題を解決してくれました。
ワンセグ&充電アクセサリーは、デザインがiPhoneにマッチし、80gと軽いので、1万程度での販売でもそこそこ売れそうに思います。iPhoneは40~50代で44%という統計もありますが、40~50代の方は能動的に情報を探すネットの便利さを知っていたとしても、受動的に情報を受け取るテレビのようなメディアを好む方が多いようです。電池切れの心配も同時に解消してくれるアクセサリーですので、40~50代のiPhoneユーザーの(特にビジネスユースの)方のニーズにマッチしていると思います。
絵文字対応について驚くべき点は、ソフトバンクの主張をAppleが受け入れた点です。孫社長が「絵文字がなくてはメールではない」と一生懸命伝えたそうですw発売前に話し合っておけよ、と言いたくなりますが。
最後に、マクドナルドなどで設置されている無線LAN網「BBモバイルポイント」をiPhoneユーザーに無償提供するということです。提供エリアはこちらで検索できます。OCNやSo-netだと1,470円/月のサービスです。一見太っ腹のようですが、ソフトバンクにとってはトラフィック軽減のメリットがありますので、よく練られた戦略だと思います。
さて、iPhoneがらみの3点はインパクトはありましたが、それよりも他の秋冬モデルがスゴイです。1024×480ドットのタッチスクリーン搭載のAQUOSケータイ、サムスンのOMNIA、イーモバイルで登場済みのTouch Diamondなど、タッチスクリーンを採用したiPhoneキラー携帯が続々登場です。
最も注目すべきは、モバゲータウンやニコニコ動画と連携し、デスクトップ(待ち受け画面)を彩るウィジェットを提供することです。通信網を提供する会社が、本格的にコンテンツを提供しはじめます。仮にこの流れが加速すれば、Yahoo!という日本一の情報サイトをグループとするソフトバンクのアドバンテージは極めて大きいと言えるでしょう。ガラパゴス的発展を遂げた日本の携帯業界にとって大きな衝撃になるのではないでしょうか。
昨日まで財務状態を不安視されていたことがバカバカしく思えるほどのソフトバンクの勢いですね。
2008 年 10 月 31 日
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