初のAndroid搭載携帯「T-Mobile G1」が10月22日アメリカで発売され、日本のIT系メディアの話題をさらっています。で、AndroidをiPhoneと比較した際、筆者が気になった3つのポイントを挙げてみます。
まず、Android = iPhoneと思われるのは、報道の扱いです。アメリカでiPhone 2Gがデビューした際も、Appleの携帯事業参戦ということで日本でも報道されましたが、今回のAndroidも日本発売ではないにも関わらずテレビの報道番組で扱われているケースもあり、10月初旬の時点で4割程度だった認知度を上昇させている思われます。注目の視点として、
など各種の見方があり、複合的に話題になっていると思われます。
次に、Android > iPhoneと思われるポイントで特に気になったのは、「ソースの公開当日に5件のパッチが登場した」というオープンソースならではのニュースです。最初のパッチはソース公開4時間半後に登場しており、2.0.1のリリースに約20日を要したiPhoneにオープンソースのアドバンテージを見せつけました。パッチの詳しい内容は分かりませんが、この調子ならば、「1週間に1回程度のペースで自分の携帯電話が機能アップする」という感覚を体現できるかも知れません。iPhoneでは絶対に対抗できないポイントです。
最後に、Android < iPhoneと思われるポイントで特に気になったのは、Androidはマルチタッチに対応していないということです。ネットで検索してみると、今回発売のT-Mobile G1にはハード的にマルチタッチの機能が備わっていないようです。そうなると、iPhoneで拡大・縮小時に行う「ピンチイン・アウト」や、iPhoneで特に気に入っているギターアプリなどは、T-Mobile G1では実現できないということです。今後のAndroid端末はマルチタッチに対応すると思いますが、現状ではかなり「イタイ」ポイントではないでしょうか?
いずれにせよ、ユーザーとしては今後もiPhoneとAndroidの切磋琢磨に期待です。
2008 年 10 月 24 日
コメントはまだありません。
このコメント欄の RSS フィード トラックバック URL